2024年4月6日土曜日

 

一部の眼鏡レンズが取り扱い停止 大手眼鏡チェーンなど「再開の見通し立たず」

配信


2024年4月3日水曜日

 報道関係各位 山陽バス株式会社 一般乗合バス事業における運賃改定の実施について 山陽バス株式会社(本社:神戸市)は、本日4月1日(月)、国土交通省近畿運輸局長より、 一般乗合旅客自動車運送事業の運賃改定の認可を受けました。つきましては、次のとおり 運賃改定を実施予定ですので、お知らせいたします。 1. 実施予定日 2024年10月1日(火) 2. 改定内容 路線 現行運賃 改定運賃 垂水・舞子線、明石線 大人210円 小児110円 大人230円 小児120円 ※定期券等の発売額についても改定運賃に基づき変更予定です。 ※山陽バス・神戸市バス共通乗車ポイントサービスのポイント付与率、ならびに、PiTaPa 利用額割引・登録型割引の割引率・上限請求額も変更予定です。 ※二見線の運賃については変更ございません。 3. その他 一部路線にて共同運行を実施している他事業者において、近畿運輸局への認可申請段階 であるため、詳細な改定内容につきましては、別途お知らせいたします。 以 上 山陽バス株式会社 企画部 TEL 078-782-6068 (8時45分~17時30分 土・日・祝は除く)

2024年3月31日日曜日

 

第128回日本眼科学会総会

総会長 村田 敏規  信州大学医学部眼科学教室 教授

2024年4月18日(木)~4月21日(日)

東京国際フォーラム

LIVE配信視聴とオンデマンド配信視聴予定

長野県の小さな地方大学である信州大学に、参加者が例年1万人を超える日本眼科学会総会(2024年・第128回)の主管をお許し下さった、総ての日本眼科学会員の先生方の、冒険心とも呼べる寛大なるお心に御礼申し上げます。学会テーマは「視力を尽くさぬ闘い」。少し意味が不明確な日本語ですが、我々の思いの総てが込められています。

始まりは4-5年前のことになります。日々の外来・手術・病棟の運営で右往左往している地方大学ですが、周囲から「そろそろ先生も日眼の主管への立候補適齢期ですよね」と言われて、信州大学眼科が日眼を主管する姿を、想像するだけで震えるほど感動しました。同時に我々に責任をもって運営できるのかとても迷いました。この頃、立候補にむけて私の背中を押してくれた言葉が、日産のコマーシャルで矢沢永吉がつぶやいていた「やっちゃえ日眼(日産)」でした。その直後に、カルロスゴーンさんの衝撃が日本を襲い、コマーシャルが放映中止され、「やっちゃえ日眼」が学会テーマの最終案になる可能性は、残されない社会情勢となりました。

当初、本心として掲げたかったテーマは、「何としても治す」だったのですが、医局員からはその口語的な表現に、「格調が低い」、「先生はすべての病気を治せるとでもおっしゃりたいのですか?」と全国からご批判が殺到しますよ、といった懸念があげられ、医局の話し合いの段階で却下されました。トーンダウンして「何としても治したい心」を再提案しましたが、これも却下。

その後紆余曲折あり、最終案が決まりました。インスタグラムのフォロワー数がアイドル並みの370万人という、ミニチュアで「見立ての世界」をつくる芸術家田中達也氏に作品を依頼することに心を決めました。一番知られている作品は、もう数年前の朝ドラの「ひよっこ」で、給食のパンが新幹線に見えたり、一升瓶が高層ビルにしか見えなかったりする、不思議な世界を作り出す天才です。その彼が、コンタクトレンズを使って波動拳を表現している「視力を尽くした戦い」という作品を見て、これをどうしてもポスターに使いたいと思いました。私は波動拳という言葉を知らなかったのですが、悟空でいう揃えた手のひらから出る「かめはめ波」、宇宙戦艦大和の波動砲のような武器です。とはいえ、ホームページも、アトリエも非公開で、何のツテもなく、連絡方法を探すところから始まり交渉は難航して、完成したのはお披露目の期限である、前年つまり2023年の日眼開始直前でした。

普通にネットで[田中達也x視力を尽くした戦い]で検索していただければ、私の心を捕まえて放さないオリジナル作品をご覧いただけます。本来の言葉である「死力を尽くした戦い」を「視力」で置き換えているところも秀逸です。ロシアのウクライナ侵攻があり、「戦い」という文字が使えなくなり、これを「闘い」に置き換えました。さらに眼科医が「視力」を尽くしてはいけないという指摘もいただいて、最終的に「視力を尽くさぬ闘い」という言葉に、我々の気持ちを込めることになりました。

参加者が実際に集まって、議論を戦わせることができる環境が揃ってきました。すべての眼疾患を、「何としても治す」ための議論、つまり「視力を尽くさぬ闘い」が東京国際フォーラムで行われます。是非、ご参集ください。お集まりいただけない先生方は是非、オンラインでご参加ください。

本総会の総会長は信州大学眼科の村田敏規が務めさせていただき、副総会長は長野県眼科医会会長の永田征士先生が、プログラム委員長は北里大学眼科の庄司信行先生が務めてくださいます。プログラムは逐次更新されますので、ホームページをご参照ください。本総会を開催するにあたり、あらためて日本眼科学会の理事、監事、評議員、会員ならびに日本眼科医会の会員の皆様に心から感謝申し上げます。加えて、日本眼科学会事務局の方々、長野県眼科医会の先生方、信州大学医学部眼科同窓会(卓風会)の先生方、そしてご協力いただきます多数の関連企業に深く感謝申し上げます。


当院来院時に、最新の医療を提供いたします。今後とも宜しくお願い致します。         

 

垂水中央東地区第一種市街地再開発事業 再開発ビルは地上32階 高さ114mの超高層建築へ

垂水中央東地区再開発にて計画されている建物は野村不動産が事業協力者として加わっている為、メインとなる超高層棟は同社の分譲マンションブランドとなる「プラウド」を冠したタワーマンションになる事が決定しています。神戸市内では3棟目のプラウドタワー、兵庫県内ではプラウドタワー明石に次いで4棟目となる予定です。
 



その規模は当初、地上30階 地下1階 高さ102mと発表されていましたが、最終的な計画は地上32階 最高高さ114.893mに変更されたようです。塔屋にはヘリポートを備え、最上階にはスカイラウンジも設けられます。



延床面積については、約40,500平方メートルから、39,450平方メートルに縮小されました。住宅総戸数は280戸から310戸に拡大しています。



1階平面図です。南面を除き、これまで通り3面はコの字型に店舗棟が配置され、中央に超高層住宅棟を置く配置計画です。南側は既存の建物との間に緑地広場が設けられます。また東面の道路から住宅棟の車寄せや店舗の駐車場、荷捌き場へと接続するアプローチも設けられます。



2階から住戸が配される他、店舗の上には住宅の駐輪場が備えられ、建物中央は機械式駐車場となります。



3階より上階は全て住戸となります。



住戸フロアは基本的に内廊下です。エレベーターは4基を用意。



最上フロア32階平面図です。大部分は機会室に割り当てられていますが、海を望む南面はスカイラウンジ及びスカイテラスが設けられます。32階には右端の非常用エレベーターのみが直通しています。



再開発街区の区割りです。南側が再開発に加わらなかったのは残念ですが、再開発準備組合内には入っているので、一部を除き今後の開発には参加するものと思われます。街区内の既存建物撤去が開始されました。

プラウドタワー明石は即日完売の人気ぶりでしたが、このプラウドタワーもあっという間に売れてしまうのではないでしょうか。

プロジェクト概要

垂水中央東地区第一種市街地再開発事業



事業者 垂水駅前中央地区市街地再開発組合
事業協力者 野村不動産
所在地 神戸市垂水区神田町3番(一部)5番6番7番
施工区域面積 約0.7ヘクタール
敷地面積 7,000㎡
建築面積 3,600㎡
延床面積 39,500㎡
規模 地上32階
高さ 114.893m
用途 共同住宅(310戸) 店舗 駐車場
構造 鉄筋コンクリート造
設計者 竹中工務店
施工者 竹中工務店
竣工予定 2025年3月



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三井アウトレットパーク マリンピア神戸 立面図から各施設棟のデザインや規模を検証 

 



平面図によるテナント区画配置構成や通路の動線計画、建物の立地等を分析した前回に引き続き、今回は建て替え中の三井アウトレットモール 神戸マリンピアの立面図の検証を行いたいと思います。




まずは新モール本体棟の南面。フィッシャリーナに面し、大屋根のあるアトリウムや大型ディスプレイ等を擁するエントランスもあり、フードコートやレストラン街も配置される計画の所謂、モールのファサードとなるのが南面です。



上記の立面図は駐車場側にも設けられるエントランスのある東側、そして南側を描いています。南側立面図は前述のイメージパースとほぼ相違ないデザインです。1・2階双方が開口部で占められた中央部、そしてその西側は奥まって、大屋根が架けられ、2階壁面に大型ディスプレイが確認できます。最西端部には屋上駐車場へのアプローチとなるスロープ。東側にもサブエントランスが設けられるようです。



東側立面図の右側は、こちらのイメージパースが描いた部分となるようです。平面駐車場からモール内へとアクセスするエントランスが設けられ、サブファサードとなります。エントランス周り以外はほぼ壁面で構成されるので、テナントサインが複数設置されます。



そして北側と西側立面図。本体棟のサイドにあたる面です。屋上駐車場へのスロープが設けられます。



本体棟の西側で、大屋根のあるメインエントランス横に配置される別棟C棟。3棟ある別棟の内、最も規模の大きな建物です。建物内に物販店3区画を設ける計画です。唯一、この新モール内で路面店の形態が採用されています。



続いて新エリアとなるラグーンゾーンに建設される2棟の別棟A・B棟です。パースの手前がB棟、奥がA棟となります。



本体棟、前述のC棟に近接して、配置されるB棟。全面開口部として描かれていたパースとは異なり、壁面があるようです。三井不動産が計画提案時に示したプロポーザルではこのB棟はスイーツの提供、販売を行う建屋になるとされています。



そしてラグーンのビーチ前に配置されるA棟。ポトマックが運営する建物で、地産地消のレストランや食物販の機能に加えて、BBQエリアの管理棟としての役割も担います。当初は地上2階建の想定でしたが、最終的には平屋に変更されてようです。



須磨海浜公園でもポトマックが同様の形でCAFE & BBQ PARK YURTを運営していますが、これに類似した施設になるのでしょうか。



以前のマリンピア神戸が有していたリゾートショッピングゾーンの雰囲気をラグーンという新エリアで維持しつつ、最新のショッピングモールとしての買い回り動線やフードコート・レストラン街を整備し、更には出店テナント数も大幅に増強する三方良しの建て替え計画ですが、開業当初の賑わいぶりを取り戻せるかどうか。その成否はテナント構成に大きく依存する事になるでしょう。

2024年3月24日日曜日

 神戸空港

神戸空港サブターミナル(仮称)整備事業 遂に着工!新ターミナルビルは来年3月までに完成予定!  / 



来春から神戸空港発着枠が現在の80便/日から40便増の120便/日へと拡大される他、国際チャーター便の本格的な受け入れ開始に備えて、現在の空港ターミナルの西側に新たなサブターミナルの開業を予定していますが、この整備事業の開始タイミングはこれまで明確にされていませんでした。



しかしながら、整備予定地ではなんと既に大型重機が複数投入された建設工事が開始されていました!



竹中工務店・湊建設工業・TC神鋼不動産建設のJV施工によって、着工した「神戸空港サブターミナル(仮称)整備事業」。



着工は2月中旬。完成予定時期は2025年の3月末。約1年の工期となります。発注者は神戸市港湾局空港調整課です。



また新たに公開されたサブターミナルのイメージパースでは、整備事業者の優先交渉権者決定時に示されていたターミナルビルよりも、高さのある重厚感の高い建物として描かれています。1月に提示された「サブターミナル整備基本計画改定案」では、建物の配置転換に加えて、建物延床面積を含めたターミナルビル規模拡大の変更が確認されていました。



高さを増したターミナルビルは階高が大きくなり、出発・到着を兼ねたロビー空間は当初の計画よりも遥かに風格のある大きな吹き抜けが特徴付けられた開放的なアトリウムになる模様です。



前述の新パースが描いているのは、1階の北角に配置された出発/到着ロビーです。ビル1階を田の字型に区切った場合、フロア面積の約1/4を占める部分になりますが、パースからも推察されるように、このロビーはかなり大きな空間になりそうです。



商業・公共建築における現在の流行に乗っとり、天井には木製ルーバーを斜めの角度に配置。兵庫県産の天然木材を採用するものと思われます。右奥のエスカレーター・階段は2階のにぎわい空間や屋上の展望デッキへとアクセスするアプローチです。



着工したサブターミナルビル。敷地東側は盛土によって嵩上げされています。ターミナルビルの配置変更によって、既存ターミナルや駐車場に面した東側に新ターミナルの正面玄関と車寄せが設けられる事になります。



公開されている図面では、サブターミナルと拡張されているエプロン(駐機場)間における動線計画が示されていましたが、ブルーに色付けしたターミナルビルの右側にある道路との間の空白地に車寄せアプローチとメインエントランスが整備されます。



4台のクローラークレーンが投入されて、既に基礎の構築が開始されています。どうやら杭工事を見逃してしまったようです。この広大な建築面積で進められた杭工事はさぞ圧巻だったかと思われます。



敷地の東側から掘削された部分にて配筋工事が進行中です。延床面積が18,700平方メートルに設定されていますが、建築面積は15,000平方メートル程でしょうか。



基礎工事に要する工期は2ヵ月程かと思われますので、遅くとも5月中には鉄骨建方が開始される様子を拝めるのではないでしょうか。



手前の敷地東側では配筋工事が進行していますが、奥の敷地西側については既に1階床のコンクリート打設まで完了しているように見受けられます。



鉄骨の柱のアンカーボルトが、コンクリートの打たれた床の上に等間隔で並んでいます。かなり急ピッチで建設工事が進行しています。1月末時点ではまだ着工もしていませんでしたので、夜間も工事が行われているのでしょうか。



エプロンの拡張を行う基本施設整備工事(その1)も大詰めを迎えているようです。期間を置かずに(その2)が開始され、整地された新しいエプロンのスラブ舗装が進行し、新駐機場の仕上げが開始される事になります。来春からの空港機能拡大・国際化に向け、サブターミナルでは40便/日の国内線と国際チャーター便を受け持つ事になる予定です。いよいよ神戸空港が次のステップに向けて動き出しました!